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会長ご挨拶

平成 27 年の漢字は「安」でした。

今後の安全・安心・安定を祈願して、という意味合いが込められているのでしょうが、平成 27 年は逆に変化の年でした。

 

例えば日本の本質的な国際化は、27 年~28 年に掛けてがターニングポイントになりそうです。外国人観光客の増加というチャンスをどのように活かすか、利害の対立する近隣諸国との関係性をいかに健全化しリスクを削減するか、政府は攻守両面の対応を計画しています。

 

我々が主戦場としている国内ビジネスにおいても、「マイナンバー」、「消費税率引き上げおよび軽減税率の導入」、「外形標準課税」等々、事業者に新たな負担が掛かる制度の変更が検討されています。国の予算を確保するために必要な施策だということは理解できる面もありますが、経営資源の脆弱な小規模事業者にも、大きな手間と費用が掛かってしまうことが懸念されます。

 

その普及を支える施策として、昨年末に閣議決定をした補正予算案には、たくさんの支援事業が示されていました。まさに情報を知っている人が得をして、知らない人が損をする世界であり、鮮度の高い情報の価値が高まっているのです。当会としましても、今後も補助金等の支援情報の迅速な収集と共有に努めます。

 

また、地域の小規模事業者を面的に支援し、地域経済の振興に本気で取り組む施策として、商工会議所と商工会が作成する「経営発達支援計画」の検討が各地で進められています。小規模事業者の持続的発展を支援するこの計画について、私は地方創生の本丸ではないかと考えています。当会においても、地域活性化の多面的な支援に力を入れていきます。

 

これからも会員各人が其々の個性を活かし、多様な場面で活躍することができる会を目指していきたいと思います。会事業に対する積極的なご協力・ご参画をどうぞ宜しくお願い致します。

 

視点を変えて協会本部の動きを見ると、「会員のスキルアップ」、「中小企業診断士資格の社会的な認知度の向上」、「会員のスキルと実績の可視化」等が進められようとしています。当会もこれに動きを合わせていきたいと考えています。

 

当会の主催事業では、平成26年度も企業内診断士研究会が無料のセミナーを企画・実施し、参加者の好評価を得ました。会員の活動範囲の拡大と資質向上を図るために、平成27年度も理論政策更新研修、診断実務従事事業、プロコン育成塾、調査研究事業、研究会活動等の活性化に取り組みます。

 

 一般社団法人奈良県中小企業診断士会

会長 森 昭彦