会長ごあいさつ

 奈良県内で、初めて新型コロナウイルスの感染者が発生したのは令和2年1月25日でした。1月25日は私の誕生日なので、ついに奈良県にも来たかと、強く印象に残っています。

 

 それから1年半近くが過ぎ、令和3年6月9日時点で、累計の感染者は8037人になりました。奈良県の推計人口は、令和3年5月1日現在で「131万7096人」ですので、約0.61%が感染したという計算になります。決して大きな率ではないと思いますが、いつかは自分に回ってきそうな数字とも感じます。

 

 私は当初、数カ月か、長くても1年以内には事態が落ち着くのだろうと思っていました。しかし、それは間違っていました。新型コロナウイルスの影響は、未だ収まることを知らず、感染の波が繰り返し襲ってきています。

 

不安に感じる心理的な影響か、多様な規制が原因であるか、その割合までは分かりませんが、奈良県の一翼を担ってきた観光業は疲弊し、商店街の小売店や飲食店の閉店が再び目立ってきました。

 

 このような異常な状況の下で、我々コンサルタントに求められる役割が広がり、責任も重くなっていることを自覚しています。また、我々は、まず各人が自分自身の在り方を見直した上で、それぞれが力を発揮できる分野で、支援を続けていきたいと考えています。

 

 緊急的な経営課題の解決を支援する「資金調達支援」「経営改善支援」「事業再生支援」等から、ビジネスの持続や成長を支援する「経営診断」「販促支援」「生産性強化支援」「IT活用支援」「人材強化支援」「事業承継支援」等に至るまで、多岐に渡る役割が求められていることを強く認識し、チームでそれに応えて参ります。

 2021年6月

 一般社団法人奈良県中小企業診断士会

会長 森 昭彦