会長ごあいさつ

新型コロナウイルス感染拡大の影響は、緊急事態宣言の発令に及びました。
現在(2020年6月5日)は、緊急事態宣言が解除されていますが、いつ、また再発令に至るか、予断を許さない状況が続いています。
政府は令和2年度の補正予算を組み、給付金・補助金・助成金・融資等、多様な金銭面の支援を矢継ぎ早に実施しています。しかし、ウイルスを克服する目途は未だ立たず、景気の回復にはまだまだ時間が掛かりそうです。
もちろん、「コロナ後」の中小企業支援にも目が向けられてはいるのですが、同時に「withコロナ」という観点でも中小企業支援の検討が進んでおり、はっきりとしたロードマップが描き出せていません。
しかしながら、現在のような混沌とした状況においてこそ、多様性と柔軟性に富んだ「中小企業診断士」に求められる役割は大きいものと考えています。
我々は、短期的課題である「資金確保」から、長期的課題である「非対面型ビジネス等へのビジネスモデルの転換」に至るまで、力を合わせて中小企業支援に取り組んで参ります。
一緒にコロナを乗り越えましょう。
2020年6月
一般社団法人奈良県中小企業診断士会
会長 森 昭彦