事業内容
(2)平成20年度調査研究
(平成20年度)観光都市奈良の宿泊客の実態調査 ~観光宿泊客を増やすための提言~
奈良は2010年に平城遷都1300年を迎えます。日本の歴史や文化発祥の地であり、県下には3つの世界遺産があり、数多くの文化財や伝統文化、観光客を引き付ける魅力あるものが数多くあります。しかしながら、国土交通省の調査では国際的な観光地であるにもかかわらず、宿泊客数は奈良県が全国最下位というショッキングな結果となっています。
今回「奈良の宿泊観光客を増力日させるにはどうしたらよいか」を明らかにし、奈良の観光振興に役立てる方策を探るため、次の項目についての調査を行いました。
① 観光客(首都圏在住者・奈良への来訪者)の宿泊施設選定についての意識調査
② 旅行会社の奈良観光に対する戦略
③ 宿泊施設の実態(ハード・ソフト)
調査にあたっては、奈良市内の2箇所で他県からの観光客にアンケートをさせて頂いた他、奈良県東京事務所にお願いして、東京の居住者にもアンケートさせて頂きました。
WEBによる調査も行いました。また、奈良市内の旅館やホテルに対してもアンケート調査を実施しました。
今回の調査により、恵まれた観光資源がありながら、有効に活かしていない実態が明らかになりました。調査結果にもとづき、国際観光都市奈良の活性化のための、具体的な方策を提言しました。
この提言をもとに、関係諸団体が宿泊観光客の増加のための施策に取り組まれ、「国際観光都市に相応しい奈良の振興」につながれば、この上ない喜びと考えております。
診断協会奈良支部としましても、施策の実現のための支援を行っていきたいと考えています。