事業内容

(2)平成29年度調査研究

【調査研究(1)】経営者の想いが事業をイノベートする

 本年度の調査研究事業は「経営者の想いが事業をイノベートする」をテーマとして、奈良県中小企業診断士会の「奈良マーケティング研究会」メンバーを中心に取り組みました。

 奈良県は都道府県魅力度調査(注1)では、全国6位と高い好感度を得ています。好感度の要因は、歴史と伝統に育まれた古都奈良を中心とした県内に多数ある歴史遺産や豊かな自然などによります。まさしく奈良は、日本の国家の誕生と発展にむけて壮大な国づくりのイノべーションが行われた地であります。

 当調査研究事業では、「現在の奈良」を新しい事業にチャレンジするイノベーションの場として取り上げました。事業の出発点である経営者の想いと、イノベーションを実現するための具体的な取り組みや仕組みを紹介することが重要と認識し、本報告書を作成いたしました。

 本調査研究が新しい事業にチャレンジされる多くの方々の参考になれば、この上もない喜びであります。

 最後に、本調査に多大なご協力をいただいた事業所・関係各位の皆様に厚く御礼を申し上げます。

(注1) 株式会社ブランド総合研究所2017年調査

平成29年度調査研究資料(1)
経営者の想いが事業をイノベートする
調査研究報告書.pdf
PDFファイル 5.1 MB

【調査研究(2)】奈良うまいもんあり調査研究

 本年度のもうひとつの調査研究事業は「奈良うまいもんあり調査研究」と題し、「訪日観光客様がいかに奈良のうまいもんに出会うことができるか」をテーマに、奈良県中小企業診断士会の若手メンバーを中心に取り組みました。

 奈良県はトリップアドバイザー(注1)の調査にもあるとおり訪日観光客の人気も高く、また実際に来県される人数も全国平均よりも高くなっています。そんな大人気の奈良県は、一方でインバウンド消費が全国的にみても低位となっています。確かに現状は、宿泊施設が少ないため、滞在時間が短いことなどが影響しているかとは思います。ただし、今後は大規模な宿泊施設や民泊などの整備が進み、滞在時間が長くなることが想定されます。そういう機会をしっかりと捉え、奈良県全体でおもてなしをしていくにはどうすればいいのか、実際に調査研究し、検証してみました。

 本調査研究事業では、データを分析して提言するだけでなく、実際に行動観察やインタユーを行い、プロトタイプを作り、仕掛けてみるところまで取り組んでみました。本調査が観光をはじめとした奈良の魅力発信への一助となれば幸いです。

 最後に、本調査に快くご協力いただいたお店や関係各位の皆様には厚く御礼申し上げます。

平成29年度調査研究資料(2)
訪日観光客向け奈良うまいもんあり調査研究.pdf
PDFファイル 1.7 MB