事業内容
(2)令和6年度調査研究
【調査研究】2025大阪・関西万博に向けて-エフェクチュアルな行動から、未来を創造する-
2025大阪・関西万博が、いよいよ始まります。
本万博は、大阪舞洲で行われる184日間だけのものではなく、奈良をはじめとした日本の魅力・可能性を発信し、未来を自ら共創することも大きな目的となっています。特に、シルクロードの執着地「奈良」の魅力を発信し、「いのち輝く未来社会のデザイン」を中小企業診断士の視点で考えてみたいと思い、調査を開始しました。
時間も空間もそして予算をも超えるためには、何が必要か。予測可能であれば効果を発揮するトップダウンだけでなく、予測不能だからこそ組織を超えたネットワークが重要だということに気づきました。また、そこで大切なことは「対話」を重ねる、「問う(ASK)」することです。
私たちは対話の実践として、奈良県コンベンションセンターにて、「エフェクチュエーションで未来を創造する~2025大阪関西万博をきっかけとして~未来をみんなで創ってみませんか?」というアプローチを試みました。そこでは、完全な万博(予測可能)とエフェクチュアルな万博(手持ちの資産で楽しむ)の二つの状況を想定し、アイデア創造を行いました。アンケート結果では、夢洲会場に行く期待は高まり、また本万博をきっかけに未来を創造しようという思いも高まりました。
さらにネットワークで大事な個々人の方々とも対話を深め(個別インタビュー)、自らつくる未来の解像度を上げていきました。
万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」とは、誰のものでもなく、実は自分たち一人ひとりのものであり、「問い」でもあります。本報告書は、未来を見据えたタイムリープ的な内容ともなっている、そう信じています。
最後に、ご協力いただきましたみなさまには、この場を借りて御礼申し上げます。